※この記事は令和7年2月現在の法令に基づいて作成しています。
こんにちは、新潟市で活動しているハル税理士事務所、税理士の佐々木です。
前回に引き続き昔のブログの引っ越し記事です。
なお、関連記事はコチラ。
- 【経営】輸出事業チャレンジ_ラスト:Ebayしてみて良かったこと
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Ebayのトラブルベスト3

Ebayって、やっぱりやっていると大変なことある
んですか?
英語ならではの大変さでしょうかね?
実は、英語ならではの大変さはほとんどないですね。
文化圏の違いによる大変さもあまり感じたことはありません。
単純に、Ebayの仕組みと物販ならではの大変さが大きいように思います。
Ebayを始めるにあたって、文化の違いや英語の大変さを覚悟していましたが、実際にはそこらへんはあまり感じませんでした。
英語はGoogle翻訳先生がいますし、文化圏の違いもEbayの販売ルールがありますので、さほど問題になりません。
どちらかと言うと、Ebayの仕組みに起因するもの、関税の仕組みや物販ならではのクレームなどが大変でした。
では、具体的に大変だったベスト3を見ていきましょう。
3位 都度都度のディスカウント対応



ディスカウント(値引き)対応があるんですか?
つどつど、っていうことはけっこう頻繁にあるんですかね?
Ebayでショップを展開していると、けっこうあります。
具体的には、次のような流れで起きます。
- 商品をリストする。
- リストした金額の値引き設定に関わらず、メッセージが来る。
- 「Hey、この商品の最安金額はいくらだい?」って感じのもの。
少し解説で、Ebayに商品をリストすると、その時点で値引きできるかを選択できます。
100ドルの売値の商品として、最低交渉価格を95ドルに設定するような感じですね。
こうすると、90ドルで買いたいとか、最低制限価格未満の提案は自動で除外される仕組みです。



なるほど。
それなら変なディスカウントは来ないんじゃないですか?
実は、そうでもないんですよ。
Ebayには「メッセージ機能」があります。
簡潔に言えば、LINEのような機能で、売り手と買い手が直接メッセージをやり取りできる機能ですね。
つまり、私がある商品を100ドルでリストし、最低制限価格を95ドルにしたとしても、メッセージでディスカウント交渉するのは自由なのです。
簡単に言えば、「100ドルの売値の商品を90ドルで買いたいけど、システム制限がかかっている」ような場合に、直接売り手に「Hey、この商品を90ドルで買いたいけど、勝手にシステムがはじくよ。俺は80ドルでお願いしたいんだよ、あなたはどうなんだ?」というメッセージがけっこう頻繫にくるんですね。



なるほど…そんなときはどうするんですか?
2択ですね。
「ムシする」か「誠実に答える」かですね。
まぁ、「ムシする」にすれば簡単です。
しかし、根が気になる性分のせいか、けっこう一つ一つ真面目に回答していました。



真面目に回答するの大変そうですけど…。
実際、けっこう大変です。
そもそも、仕入れ値が85ドル、売価が100ドルの商品をリストして、「Hey、100ドルは高いぜ、俺は70ドルなら買ったるぜ!」とかメールがいっぱい来ると面倒です…。
もちろん、あまりにも原価を無視した提案はスルーしていましたが、ある程度合理性のあるものには返信していました。
とはいえ、この作業で疲弊した面もあるので、「すべて無視」という選択肢が正解かもしれません。
Ebayショップとして長く成功したいなら、一定の時期に方針は決めるべきでしょう。
ちなみに、丁寧に答えた結果、良い落としどころでまとまったり、自分のリストのミスに気づいたりすることもあるので、悪いことだけではありませんでした。
まぁ、対応は疲れますけどね…。
2位 変なクレーマー



クレーマーですか。
やっぱりそういう人いるんですね…。
さすがにこれはクレーマーでしょう、という人です。
4か月ちょっとの間に一人だけいました。
これは、Ebayだからというより、物販にはつきものでしょう。
私も約5か月近いEbay暦で一人だけ当たりました。
具体的には、次のとおり。
- ある商品を売る
- 受け取った人が間違った商品を発注したことに気づく
- タダで返品したい、送料もセラー負担だ、とごねだす



発注ミスかぁ。
型番が多くある商品もありますしね。
私のパターンも型番が数パターンあるものでした。
当然、商品説明に型番を明記し、購入後にも「型番○○○○だけど、OKかい?」とメッセージも送ったんです。
しかし、商品が届いた後に「ごめん、間違えた。返品したいんだけど、どうすればいい」「えっ、送料はバイヤー負担なの?しかも、めちゃ高いじゃん!?ありえないよ。セラーが負担してよ!!」とごねだしました。



Ebayの返品の送料って、そもそもセラー負担なんですか?
それとも、バイヤー負担なのかな?
これは、ビジネスポリシーしだいですね。
私の場合は「60日返品可能、送料はバイヤー負担」というポリシーにしていました。
もちろん、ショップに明記していますので、ゴネられても簡単には譲りません。
なだめたり、交渉したりで頑張りましたが、結局相手は納得しませんでした。
マイナス評価を付けてきたりしましたが、Ebay事務局に伝えて消してもらいました。



結果として、損はしなかったんですか?
金銭ダメージはなかったのですが…。
時間を大幅に取られたのと、精神的にきつかったです。
結果的に金銭ダメージはないものの、やり取りを10回以上し、途中で炎上するよりは少額のお金で解決と思って、「20ドル返金するからそれで手打ちにしない?」みたいなメッセージも送ったのですが、ダメでした。
結果的には、一円も払わずに返品もしない状態、マイナス評価も消されたのでOKでしたが、一つ対応を間違えばどうなっていたことか…。
また、仮に返品されて送料もバイヤーが負担してくれたとしても、日本への輸入のような形で関税が発生しますので、ひやひやしていました。



けっこう怖い取引形態ですね。
全体的にバイヤーが有利なシステムになっているので、セラー側は取引に注意が必要ですね。
1位 仕入れ詐欺



これはどんな話なんですか?
「仕入れ」だから日本の話?
国内の仕入れの話ですね。
Ebayをするにあたり、日本国内のモノを国外に輸出するのですが、当然に日本国内で仕入れするわけです。
メーカーサイト大手の卸売サイトならリスクは少ないのですが、「メルカリ」「ヤフオク」あたりは偽物との闘いでした。
私も高回転商品でとあるカードゲームを扱っており、メルカリをメインの仕入れ先にしていました。
あるとき、通常は6,000円は超える商品が5,000円台で売られたので、「これはチャンス!」と思ってセラーにメッセージ投げました。



どんなこと聞くんですか?
セラーとのメッセージで相手の特性が分かり、ある程度本物かフェイクかを見破ることができます。
- セラーが片言の外国人かどうか
- 商品の仕入れルートはどうしたのか、仕入れ元のレシートあるか
- ストレートに「商品届いたらフェイクかどうか検品する体制があるが、あなたの商品は大丈夫?」と聞く
フリマ仕入の場合には、ここら辺をある程度聞いてから買っていました。



でも、引っ掛かっちゃったんですね…。
一度だけですが、ガツンと引っ掛かりました。
しかも、家に届いてから、検品したけど気づかずにアメリカのバイヤーに発送し、その後クレームが来て気づく有様です。



検品とかメッセージで気づかなかったんですか?
そうなんです。
・片言かどうか ⇒ 短い文章でしたが、日本人ぽいメッセージだった
・仕入れルート ⇒ 商品説明に地元のおもちゃ屋から購入と記載あり、レシートも出せるとあった
・検品体制 ⇒ 実際に検品したけど、フェイクの証拠を見つけられず…
メッセージでやりとりするといろいろ変な部分を見つけやすいのですが、メルカリの場合は相場より安いとすぐに売れます。
つまり、セラーとしてはメッセージにいちいち返信せずとも、売れるのを待てばよいのです。
私もそれが分かっていたので、その時は商品説明、商品拡大写真、ある程度の評価数で即決してしまいました。
そして、購入してからのメッセージで変な部分があればキャンセルしよう、と。



そして、検品もしたけど気づかずにEbayで売ってしまったんですね…。
言い訳ですが、検品も中を開けてみるわけにはいかない事情がありました。
私の商品は「Factory sealed」つまり、工場出荷後に箱を開封していない商品として出していました。
検品を本格的にしようと思えば、箱を開けざるをえません。
しかし、それでは商品価値がなくなります。
そこで、シールの状態をよく見ているのですが、そのロットは特に開封した形跡は見られませんでした。
そして、そのままリストして売れ、商品クレームにつながったわけです。



結局、Ebayでのクレームはどうしたんですか?
外国ですから取り戻すのも難しいでしょうし。
そして、メルカリのバイヤーとはどうなったんですか?
クレームには部分返金しました。
そして、メルカリ仕入れの方は泣き寝入りです…。
クレームについては、こちらに落ち度がありますのでアメリカのバイヤーさんの言い値で返金しました。
正直、もめたくなかったのもあります。
そして、メルカリのバイヤーは…とくに証拠もないので争いませんでした。
時間の無駄になると思ったのです。
証拠写真があるわけでもなし、メルカリの受け取りもしているし…争うだけ精神力の無駄遣い、そして経験と思ってやめました。
損失としては、3万円くらいなので、まぁ他の利益で取り返せましたが、精神的には削られましたね。
メルカリでのカードゲーム詐欺には気を付けていましたが、正直なところ「これだけ安値で仕入れられれば儲かる、ふふふ」という自分の欲望に負けた形です。
良い勉強になりました、悔しいけど。
まとめ
いろいろ、大変だったことを書きました。
しかし、Ebayをしている他の人のブログなどを読んでいると、もっと大変なことを経験しているようです。



そう考えると、佐々木先生のトラブルはましなほう…ですかね。
結局はそんなに変なクレームやトラブルには当たっていない気がします。
所属していたコミュニティの投稿を見ていると、一番大変そうなのは「アカウント停止」でしょうか。
月利100万円とかのアカウントでアカ停されたら、正直相当ヘコミますね。



そう考えると、一番敵に回していけないのは、Ebay本体ですね。
はい、プラットフォームの主が一番味方にしなければいけない人ですね。
そう考えれば、私の体験トラブルは「個人対個人」のトラブルなので、所詮は慣れなのでしょうね。



いい経験でしたね。
私の古物商の事業にも妙に詳しい部分があると思っていましたが、ある意味経験者だったんですね。
そう思うと、税理士業にも役に立っていますね。
Ebayでの経験は税理士業でも役に立っていると実感していますね。
そして、機会があればまた輸出事業すると思います。
皆様もトラブル恐れずにEbayをしてみてください、きっと得るものが多いですよ!
Ebay輸出事業での会計処理の相談がしたい方は、お気軽にどうぞ。