こんにちは、新潟市で活動しているハル税理士事務所、税理士の佐々木です。
令和8年2月のとある日、所属している亀田商工会の会員無料税務相談会に税理士として参加してきました。
せっかくなので、その様子を記載してみます。
なお、上の写真は相談会場となった「亀田商工会議所」です。
商工会議所の無料相談
2代目(予定)佐々木先生、商工会議所の無料相談名簿に名前が載っていましたね。
うちの会社は商工会に入っていますが、先生と契約しているので無料相談することはないんですが…
どんなことしているんですか?
ハル税理士事務所は新潟県新潟市江南区に位置しており、地元の「亀田商工会議所」に入会しています。
税理士として入会しており、会員としてのメリットを享受することもあれば、商工会議所の方から無料税務相談の依頼が来ることもあります。
商工会議所の無料税務相談会は、会員だけが対象で、基本的には「個人事業主さんの税務相談」のみです。
税務署や新潟市が行う無料相談は「所得税、資産税(譲渡所得、贈与、相続)、法人税、消費税」と幅広く対象となりますが、商工会議所の場合は基本的に個人事業主の事業関連のみが対象です。
何が言いたいかというと、相談をうける税理士側としては「所得税(事業所得)、消費税」に範囲が絞られるので、けっこう気がラクです。
とはいえ、地元の方が来られるので、安易な回答、グレーな回答はNGです。
相談する方の素性、相談される税理士の素性がハッキリしているだけに、回答の精度が求められます。
そんな、亀田商工会議所の無料税務相談会について、記録として残しておこうと思います。
1.そもそも商工会議所と商工会の違いは?



亀田商工会……いえ、亀田商工会議所でしたっけ?
商工会と商工会議所で違うんですよねぇ。
私も最初、「商工会議所」「商工会」の違いがサッパリでした。
今でも分かっているわけではないですが…。
とりあえず、違う組織ということは分かりましたが、詳しくはないです。
違いを示したHPのリンクを貼っておきます。
https://www.shokokai.or.jp/?page_id=208
全国商工会連合会 「商工会と会議所の比較」
何となくですが、両者で管轄省庁も違いますし「商工会議所=経済産業政策局」「商工会=中小企業庁」、規模も商工会議所の方が一つ一つ独立しているイメージがあります。
あくまでイメージですが…。
今回、ハル税理士事務所が無料相談会を受けたのは「亀田商工会議所」です。
2.亀田商工会議所の無料税務相談会の流れ



どんな一日を過ごしていたんですか?
亀田商工会議所の無料税務相談会は、午後いっぱいです。
その日、商工会議所に来た方から順次相談を受け付けます。
商工会議所のスタッフが付いてくれていますので、受付整理はお任せです。
税理士としてやることは、来られた方の確定申告が成功するように、資料を整理し、確定申告準備をすることです。



あまり意識したことないんですけど…
そもそも確定申告の流れって、どんな感じなんですか?
だいたいの流れは次のようになっています。
- 売上資料、経費の資料(仕入請求書、レシートなど)の整理
- 1月1日~12月31日までの会計処理
- 固定資産の整理
- 消費税申告書作成、消費税の会計処理
- 決算書の作成、所得税申告書の作成
実際の流れですが、相談に来た方で、上の表の何番の状態にいるかをまず確認します。
あらかた整理済み(①~④までOK)で、税理士に確認だけしてもらいたい、という方。
ほとんど整理がされておらず(①もまだ途中)、どうしようかと相談に来る方。
いろいろな方がいらっしゃいます。
個人事業が2年目以降の方は、だいたい流れが分かっているので、②までは終わっていることが多いです。
固定資産(車など)を購入したが処理が分からないため相談に来ているパターンや、消費税申告書について会計ソフトで作ってみたが、確認をして欲しいパターンがけっこうありました。
亀田商工会議所の場合は、とくに一人何分と決められていないので、長いと1時間近く相談していました。
短くても20分くらい。
なので、午後フルに相談していましたが、相談できた人数は6人ほどです。



ちなみに、ほとんど整理できていない①状態の人はどうするんですか?
①のほとんど何もできていない方は、その場ではどうしようもできません。
この場合は、
- 自分で整理できそうな人 ⇒ 要点だけ教える
- 自分で無理そうな人 ⇒ 亀田商工会議所の記帳サポート または 税理士事務所の案内
という感じです。
ただ、2月の時点でほとんど何もできていない人が「自分で整理できそうな人」に該当することはほぼないですね…。
なので、亀田商工会議所の記帳サポートを案内するのですが亀田商工会議所の方もさほどマンパワーに余裕がないので、ちょっと苦しそうでした。
亀田商工会議所も税理士事務所もそうですが、基本的には前年のうちから相談して記帳してきた人を優先します。
2月になってから「何とかしてください~」とヘルプをお願いする場合、最悪断られるか、可能であっても割増料金となる場合があります。
何事もそうですが、「段取り良く、前もって」ですね。
亀田商工会議所の相談会の感想



1日お疲れさまでした。
先生の感想はどんな感じですか?
他の無料税務相談、コールセンターもそうなのですが…
大変勉強になります。
自分の事務所のお客様だけを相手にしていると、毎年ほぼ同じ状態が続くので、慣れる反面で新しく勉強することが減ります。
無料税務相談はその種類に応じて、今までの自分の知識、経験からその場で最善の答えを探しますし、分からない場合は時間をもらってその場で瞬発的に調べます。
これが、かなり勉強になりますし、頭をフル回転します。
亀田商工会議所の無料税務相談は、事業者が多いため資産税の話などはありません。
しかし、「在庫の考え方」「記帳はどこまで精密にやるか」「時間がない場合に、ダメージを少なくする処理」など、相手に応じたベストを探す訓練になります。
もちろん、同じエリアの商工会議所の所属ですので、できる限り力になりたい気持ちもあります。
自分のためにも相手のためにも、毎年やらねばなぁというのが感想ですね。
あと、ついでに……商工会議所ならではの会計ソフト「ブルーリターン」にも少し触れて勉強になりました。










