こんにちは、新潟市で活動しているハル税理士事務所、税理士の佐々木です。
今回は経営の観点でのトピック「記帳代行を検討してみては?記帳代行のススメ!」です。
記帳代行を簡単に言えば、「税理士事務所に経理一式を丸投げすること」です。
費用が多くかかる反面、経営視点で考えればメリットの方が勝つケースも多々あります。
この機会に、個人事業主、中小企業社長は記帳代行について検討してみて欲しいです。
なお、他の経営トピックは次のとおり。



ハル税理士事務所の姿勢
2代目(予定)佐々木先生の事務所って、レシート類の処理をお願いすることもできるんですか?
友達が独立するんですが、小さい会社なので経理担当もいないようで…
当事務所では、「記帳代行」と「自計化」をお客様に合わせて使い分けています。
簡単に言えば、従業員が少ないうちは丸投げできる「記帳代行」を。
経理担当を雇ってもいいレベルになったら「自計化」を勧めています。
経営者によっては「経理担当なんて雇う余裕ない。でも、記帳代行だとお金がかかる…。とりあえず私がやるか…」と、経営者自ら経理をしだすことがあります。
1.記帳代行を検討してください



うちも会社が小さいときは何とか自分でやってみたりもしましたが…。
今じゃ佐々木さんのところにレシート丸投げですね。
さすがに自分でやるのは効率悪いですね…。
当事務所では、社長1人、家族経営、従業員10人以下までは積極的に「記帳代行(レシート類を丸投げ)」を勧めています。
理由は簡単で、その方が経営がうまくいく可能性が高いからです。
- 専門家に記帳をしてもらって、空いた時間を仕事、計画、家族の時間などに使う
- 専門家に任せた方がミスが少ない
- 専門家に記帳を依頼することで気づいてもらえることがある
①専門家に記帳をしてもらって、空いた時間を仕事、計画、家族の時間などに使う
まず、レシート丸投げで記帳を依頼するということは、自分でやる時間をなくしてお金で時間を買うことです。
自分で独立して経営者になると分かりますが、「経営は時間効率勝負」です。
最初、暇なうちは時間があるので「節約のために記帳も自分でやってみるか…」となりますが、これはけっこう悪循環の始まりとなります。
当事務所の姿勢としてハッキリ言いますが「会計、経理事務」という仕事には生産性がありません。
同業者や大企業の経理担当に怒られそうですが、「会計、経理事務」は法律上必要な作業ではありますが、実態は後処理作業であり、それ自体頑張ったところで売上や利益に直結するものではありません。
経営者の仕事は本業(土建屋さんなら現場の段取り、仕事への人の割り当て、安全管理など)(美容室ならカット技術、スタッフ育成、広告効率など)にエネルギーをかけ、自分の行きたい方向に事業を持っていく努力をするべきです。
経理や給与計算に時間を取られているくらいなら、専門家にお金を払って任せた方が効率が良いです。
実例として、HPを見て当事務所に問い合わせてくださった美容室がありますが、そこがまさに経営者(サロンオーナー)が「経理も自分で、給与計算も自分で、税理士には申告作業のみ依頼」という状況でした。
前の税理士から「記帳代行、給与計算」の提案がなかったこともあり、当事務所に問い合わせくださいました。
結果として、「記帳代行、給与計算」丸投げプランを提案し、オーナー喜んで受けてくださいました。
「記帳代行、給与計算」を任せればその分お金はかかります。
しかし、空いた時間で「経営者としてすべきこと」「サロンオーナーの場合は技術者としての側面も大きく、技術に欠ける時間も必要なこと」「時間をお金で買って、サロンオーナーとして行きたい方向を一緒に考えていきましょう」、という提案で、ハッとしたようです。
「自分がサロンオーナーとして独立したのは、経理や給与計算で時間を潰されるためではない」ということに気付いたようです。
②専門家に任せた方がミスが少ない



私も最初、自分で経理してみましたが…。
分からないことだらけでした(笑)。
そして、結局、後で佐々木さんに大幅に修正してもらいましたよね
。
経理作業は独特です。
複式簿記で行う会計処理は一般の方はまず縁のない世界です。
保険、下水道工事、廃棄物処理、外国人受け入れ申請など、世の中には一般の方が触れる機会の少ない世界が多くありますが、経理・会計の世界もその一つです。
複式簿記自体は、会計ソフトの進化により、知識が少なくても何とかなったりしますが…。
固定資産と修繕費の違い(資産計上の必要性)、現金が合わないときは…、家事費と経費の境目…。
会計と税務でまた処理が違うなど、混乱させる論点が多いです。
はっきり言いますが、こんなことを調べたりするのに時間を使うなら、お金を払って専門家に任せてください。
時間がもったないです。
頑張って自分で処理しても間違いが多く、結果として税理士さんに「これだと自計化とは言えないですね…来期から記帳代行に準じた金額とさせてもらいます」とダメ出しの可能性もあります。
私自身が税理士として独立、経営者になったからこそ思いますが、「生産性のない作業に時間を奪われないでください」。
お金で解決できるなら、そうしましょう。
空いた時間で、本業なり、休憩なり、家族への時間なりにしてください。
③専門家に記帳を依頼することで気づいてもらえることがある



佐々木先生、けっこう細かくレシート見てますよね。
「コレは厳しいです」「業種的に、こんなレシート漏れていませんか?」など、けっこう見てますよね。
記帳代行の利点の一つとして、税理士がしっかりとレシート類を見て「経費としての良し悪しを判断してくれる」という点があります。
また、漏れている経費がないかについても当事務所では積極的に聞いています。
どうしても、経営者自らがレシート類を振り分けると「積極的に経費にして、アウトの経費が多くなるパターン」「保守的に経費にして、入れられる経費が漏れるパターン」のいずれかに分かれます。
当事務所では、「とりあえず、仕事と少しでも関連したものは入れてみてください、良し悪しは当事務所で検討します」という姿勢です。
おかしなもので「ユニクロで作業着買ったら税務調査でユニクロはダメと言われた」なんてケースもあります。
建設業の方がユニクロで普段の作業着を買うなんて、当事務所からしたら当たり前と思いますが、税務調査官は変な偏見を持つ方もいますから。
事業に使っているものなら、買った場所がユニクロだろうがシマムラだろうが特に関係はありません。
税理士が多くの職種、税務調査を経験して、「これは厳しい」「これはグレーなんで、どうします?」「これは全然OKです」という意見は価値のあるものと思っています。
自分一人で「経費になるかなぁ…」と悩むよりは、素直に税理士に聞いてみる関係性が良いですね。
記帳代行で経営効率(時間)を上げてください



なるほど…。
佐々木さんらしい意見ですね。
実際、私も一度レシート丸投げを頼んだ身としては、自分で経理するなんて今後ありえないですよ。
従業員さんが増えて、「経理だけでなく、給与計算、振込・資金管理、発注、在庫管理、スケジュール管理」などのバックヤードを総合的に任せられる人材が見つかったら、また検討してもいいかもしれません。
ただ、当事務所としては、経営者自らが経理をするは非効率的なのでお勧めしません。
ぜひとも、時間をお金で解決して、経営効率を向上させてください。
せっかく独立して経営者になったのに、経理や給与計算に時間を取られるなんてもったないです。
記帳代行を含め、経理・給与の処理体制について相談したい方は気軽にご連絡ください。











